初めての葬儀の思い出

ニュースなどで著名人の訃報を聞くと、そういえばしばらく葬儀に参列していないなと考えることがあります。
頻繁にあってはならないことなので非常にありがたいものです。

初めて葬儀に関わった時のことを思い出してみました。
あの頃はまだ学生でした。

初めて葬儀に関わったのは父方の祖父が亡くなったときです。
以前から通院していたのものの、突然具合が悪くなり病院へ、そのまま入院してしまいました。

そして一ヶ月ほどの入院生活ののち、自宅に帰ること無く帰らぬ人となったのでした。学生だった私は夏休みだったので、毎日のように通ったのですが死に目に合うことは叶いませんでした。

その後葬儀の手配へと移ったのですが未明に亡くなったこともあり、その日のうちに詳細が決まり、四日後にお通夜というスピーディーさでした。
今回は自宅に帰ることはなく直接葬儀場へ連れて行くという事になりました。

当時は帰りたがっていたし連れて帰ってあげれば良いのになと思っていましたが、今思うと祖母も高齢であり、寝ずの番などが厳しいという判断だったのでしょう。

葬儀までの間が短かったので準備が大変でしたね。幸い祖父の写真はたくさんあったので遺影選びに困ることはありませんでしたが、喪服を所持していなかった私は慌てて調達したのを覚えています。

s_004お通夜当日は学校が始まってまもなくだったため、午前の授業のみ出席し、早退しました。先生に「それで大丈夫?」と優しく声をかけていただいたのが印象に残っています。

葬儀自体は滞り無く終了したのですが、小さな頃に会ったきりといった親類がたくさんいたので気疲れしてしまいました。

その後別の葬儀を経験した時は様々なトラブルがあったため、祖父の葬儀をつつがなく終えることができたのは祖母がしっかりしていたからだなと実感し、学ぼうと改めて思ったのでした。


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